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本記事で得られる知識
当記事では、ネットワークビジネスで用意される、ボーナスそれぞれに設定されるツリーについて解説します。
この記事はこんな方向けです。
当記事は、ネットワークビジネスに関して報酬システムを体系的に理解してる方向けの説明となります。
業界一般でも、ツリーがボーナスごとに設けられているという説明がされることはほとんどありませんので、ボーナスごとのツリーの把握によって、より正確にボーナス額の計算に役立てることができます。
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MLM主宰企業はメインのボーナスを大々的にアピールする
実際にネットワークビジネスをしていると、MLM主宰企業の概要書面には1つのツリー体系を説明することがほとんどで、企業側もリーダー格・素人関係なくディストリビューターの多くも、1MLM企業あたりメインのツリーは1つだと思っている方がほとんどですが、これは完全に間違いです。
MLM主宰企業の幹部やマスターと言ったツリー全体の上層部にいる経験者しか感覚的に理解できない部分であり、更に複雑になるが故にあまり自発的に語ることはありませんが、実はツリーは「(一部のボーナスを除いて)用意されたボーナスの数だけ」存在します。
除外される一部というのは、小売販売、シェア型ボーナスのことを言いますが、、、これらはまた別の機会に書きたいと思います。
ニュースキン社を例に取ってみると、小売・シェア以外のボーナスとしては、「L1ボーナス」「エグゼクティブボ―ナス」「ウェルスマキシマイザー」という名前のボーナスが用意されています。
先に補足しますが「ウェルスマキシマイザー」は3つのボーナスの総称で、2つのボーナス合計と、もう一つのボーナスのうち、天秤にかけてみて計算結果で多い金額のほうがボーナスとして適用されて支給されるので、3つ全部取得できるわけではないです。
しかし、ニュースキンビジネスの報酬システムは業界一般的には「ブレイクアウェイ」と呼ばれます。原理的な部分を含めると「ブレイクアウェイ・オーバーライド方式」と言います。
このブレイクアウェイ・オーバーライド方式のツリーを基準に説明されることがほとんどです。
ボーナスの数だけツリーが存在する
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しかし、実際は
- 「L1ボーナス」用のツリー
- 「エグゼクティブボーナス」用のツリー
- 「ウェルスマキシマイザー」内の「エクストラ・エグゼクティブ・ボーナス」用のツリー
- 「ウェルスマキシマイザー」内の「ダブル・G1・ボーナス」用のツリー
- 「ウェルスマキシマイザー」内の「ブレイクアウェイ・ボーナス」用のツリー
の5つのツリーが存在します。
ツリーはボーナス取得の権利関係を示したものですから、各ボーナスごとに権利関係の図であるツリーを持って報酬額を計算するので、基本的知識として厳密にはボーナスごとに存在すると認識しましょう。
各報酬システムの原理の構造を理解するとわかりますが、ちなみに上記の5つのボーナスを当サイトで定める原理的な名称で書くと、
- L1ボーナス = 1レベル型ユニレベル・オーバーライド方式
- エグゼクティブ・ボーナス = 0世代型ブレイクアウェイ・オーバーライド方式
- エクストラ・エグゼクティブ・ボーナス = 0世代型ブレイクアウェイ・オーバーライド方式
- ダブル・G1・ボーナス = 1世代型ブレイクアウェイ・オーバーライド方式
- ブレイクアウェイ・ボーナス = セブンアップ式12×6世代型ブレイクアウェイ・オーバーライド方式
と認識して報酬額のシミュレーションを行います。
概要書面に書かれているツリーの図はあくまで「メインのボーナス」を説明する際のツリーだと理解するといいと思います。
ニュースキン社に関して言うならばメインのボーナスは「ブレイクアウェイ・ボーナス」です。
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原理の違うボーナスが2つ以上あると1つのツリーでは説明ができない
報酬システムの原理を理解すれば簡単にわかりますが、原資の計算原理が違うボーナスを2つ以上設けている報酬システムでは、1つのメインボーナスだけを用いて説明することはできません。
最近は主流のものとして、パスアップという原理基準のバイナリーと、オーバーライドという原理基準のマッチングの2つのメインボーナスを設けて展開するMLM企業が圧倒的に増えています。
最終的にはMLMというビジネスモデルで儲かるのは誰かというと、ディストリビューターではなく、紛れもなく経営者です。
そんな中で少しでもディストリビューターへの報酬として還元する額を上げる・・・・・というよりも、上がっているという実感をディストリビューターが「感じる」ために、実質的な還元率があがるような努力をしているものです。
そんな中で最近主流となっているのがこの2つのメインボーナス体系の報酬システムです。日本で先駆的に上陸した外資系企業が、今は消滅してジュネスに統合されましたが、「モナビージャパン」でした。
ジュネスも同じように2つのメイン体系、その他日本未進出の21世紀になって設立されたMLM企業のほとんどがこの2つのメインボーナスを用いています。
報酬システムを見ると、バイナリーとマッチングは別々になっており、原理が違うが故に2つを並列するように書いているというわけです。
従って、正確な表現としては、「メインのボーナス体系を1つに絞れる」のは、同じ原理同士のものだけということになります。
余談ですが、モデーアジャパンの名称変更前の会社名であったニューウェイズジャパンの報酬システムは、ユニレベルとブレイクアウェイの2つがあることから「ハイブリッドプラン」という名前で展開していました。
普通に考えて、ボーナスの数ごとにツリーが存在するんだから、全てのMLM企業の報酬システムは「ハイブリッドプラン」と言えますが、、、、これも報酬システムを原理的・計算的に理解できる人が圧倒的に少ないが故に、見た目という「インパクト重視」でつけたという典型的な例です。
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