ネットワークビジネスにおける商品の購入の利益から報酬(ボーナス)の原資を理解する

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本記事で得られる知識

当記事では、ダウンラインメンバーもしくは愛用者が商品を1つ購入した場合に、その販売価格のどの部分が利益になり、どの部分が各種ボーナスとして割り当てられているかについて解説します。

この記事はこんな方向けです。

この記事を理解するためには、ネットワークビジネスの報酬システムについてある程度の体系的に理解されている方向けの記事となります。

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原資を理解しないとネットワークビジネスそのもののビジネス性を理解できない

当たり前のような書き方にどうしてもなってしまうほど根本的なことになりますが、ネットワークビジネスは「ビジネス」ですので、誰かが何かにお金を払う対価として、報酬が発生します。

ネットワークビジネスにおいて、報酬が発生するための土台となる原資は「そのMLM主宰企業が販売する商品の購入」から始まります。

商品ではなく「投資」「会員登録費用のみでそれ以外に購入がない」場合はねずみ講です。

但し、保険などのサービスはねずみ講ではありません。

MLM主宰企業が販売する商品には、それぞれ独自のポイントがついています。ポイントの単位も単純にポイントというMLM企業もあれば、「ボリューム(V)」と呼ぶところもあったり、計算の仕方を少し複雑にして自己購入分を「パーソナルセールスボリューム(PSV)」と言ったり、様々な言い方をします。

ここで注意するべきところは、商品の代金ではなく、商品に割り振られているポイントを基準にボーナス額を決定するところにあります。ある意味からくり的な部分でもありますが、これについては別の機会に応用知識として書きたいと思います。
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ケーススタディで原資を把握する

図1 : 原資構成の例

商品が3つ存在して、それぞれの価格とポイントは商品A,B,Cだと仮定します。

原理がどこから来るのかをイメージしてもらうための図なので、詳しいことは省略しますが、単純にツリー上にA~Eさんが配置されており、Eさんが商品Bを3個購入した場合を想定して説明します。

(例)のボーナス額のとおり最も計算しやすいオーバーライドを採用します。

Eさんが商品Bを3個購入すると、9,000円(9,720円(税込))分を購入することになります。ポイントでいうと30P×3個で90Pです。

ボーナスA はLV2のメンバーの商品購入から1個辺り500円の報酬が発生します。これはあなた自身のLV2に配置されている人からの報酬という見方ができますが、別の視点から見るとEさん自身がLV2の位置にいるとするとCさんがこのボーナスの還元対象になります。

Dさん(Cさんから見たLV2)から3個分のボーナスAが発生するので、1500円がCさんのボーナスになります。

ボーナスBは、LV1の商品購入からの10%と書かれているので、EさんをLV1とする還元対象はDさんということになります。30P×3個×10%×100円/Pの900円がDさんに支払われる報酬額になります。

ボーナスCは、LV1~4から指定の%が発生します。Eさんの購入によってLV1のボーナス10%が発生するのはDさん、LV2のボーナス8%が発生するのは2段上のCさん、と繋がり

  • Dさんの報酬 : 30P×3個×10%×100円/P = 900円
  • Cさんの報酬 : 30P×3個×8%×100円/P = 720円
  • Bさんの報酬 : 30P×3個×6%×100円/P = 540円
  • Aさんの報酬 : 30P×3個×4%×100円/P = 360円

がそれぞれが取得するボーナス金額となります。
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必ず購入した商品のポイント額を基準に報酬を計算する

ネットワークビジネスにおける報酬の原資は必ず「商品・サービスの購入ポイント」になります。

登録だけをしただけでは報酬はまず発生しませんし、例えば制限幅ツリーにより上からスピルオーバーにより、自分自身が直接リクルーティングに関わっていなくても、最低の条件を満たさない限りは報酬が発生しません。

特に成人してすぐにネットワークビジネスの勧誘を受ける若者にとっては、全くもってしんぷんかんぷんの中で勧誘を受けるはずですし、騙す意図がある人間は知識をひけらかして理解させることよりも、雰囲気にまかせて登録に持っていく人も少なくありません。

何をするにも、商品のポイントを基準に計算するということを必ず意識しましょう。

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