バイナリーでよく聞くリエントリー(複数ベースセンター)を知る【ネットワークビジネス】

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本記事で得られる知識

当記事では、ネットワークビジネスの制限型ツリーを作用した報酬システム原理であるバイナリーマトリックスで知識として必要な概念であるリエントリーについて解説します。

この記事はこんな方向けです。

この記事は、報酬システム上のバイナリーマトリックス、そしてオーバーライドに関する体系的な理解が必要になります。

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リエントリー

今回はリエントリーについて解説していきます。

リエントリーは制限幅ツリーを採用したバイナリーやマトリックスを採用する報酬システムで可能にしているオプションのようなものです。

リエントリーは、同じ一人の登録者が2つ以上のポジション(ツリー上の◯)を取得することを指します。

支給額に上限を設けているのはバイナリーとマトリックスだけ

各システムの原理を例にあげてみます。

ユニレベルは縦(深さ)の上限のみ

図1 : ユニレベルの場合の縦の縛りのイメージ

ユニレベルは無制限幅ツリーですので、レベル単位で最大レベル◯まで報酬が発生(=それより下からの商品購入はボーナスとして反映されない)というボーナス発生について「深さ」の限度があります(=「縦に縛りがある」と表現する)。

しかし、横の幅(系列数)には制限がありません(=「横の縛りがない」と表現する)ので、何人でも直接紹介者を配置することができます。

極端な話縦(LV1~LV4)にそれぞれ1人ずつの4人が配置されたらそれより下からは報酬は発生しませんが、そのかわりLV1にもLV2にもLV3にもLV4のレベルには、1万人でも100万人でも配置できるという無制限幅なので、例えばLV4までのボーナスしか発生しないユニレベルだとしても、LV1~LV4に範囲で人数を増やせば増やすほど比例して報酬の「合計額」が増えていきます。

つまり、「支給額」は固定されていないので、この範囲内でがんばればがんばるほど結果が出ます。

ブレイクアウェイ・オーバーライド方式は縦(深さ)の上限のみ

ブレイクアウェイ・オーバーライド方式もユニレベル(上記図1の構造)と同じで、無制限幅ツリーを採用しているので、単位は「世代」ですが最大◯世代までという、同じく「深さ(縦)」の上限はあっても、横の幅に縛りがありません。

報酬が発生する世代内であれば、何人でも独立メンバーを配置できますし、育成すれば育成するほど報酬の「合計金額」が増えていきます。

ブレイクアウェイ・パスアップ方式は”系列ごとの金額を固定”

図2 : パスアップの例

ブレイクアウェイ・パスアップ方式は、1世代目の独立メンバーが育成した組織からの報酬金額に上限を設けています。

一見金額に上限を設けているように感じますが、1系列目の独立メンバーが増えれば増えるほど、報酬額は比例して増えていきますので、”系列ごとの金額は固定”でも、自分自身の報酬額は系列を増やすことで無制限に報酬が増えます。

図2では1世代目ごとの系列を青色のボックスで表しています。この青色の中からパスアップとして取得できるボーナス額に上限が設定されています。

例えば図2のパスアップのパスアップ売上が10万円でボーナス率が20%の場合、1系列あたりから取得できるパスアップボーナスの金額は2万円ということになります。

図2では1世代目に3系列(=3つの青色部分)育成していますので、パスアップの特徴の自分自信も2万円の金額をパスアップしたとして、2系列分の2万×2系列

=4万円がボーナス金額の合計となります。

となると、1世代目の独立メンバーの数(=青色の部分)が増やせば増やすほど、ボーナス額が比例して増えていくので、極端な言い方100系列育成なら(パスアップのため1系列分パスアップしたとして)198万円、500系列育成すれば998万円と、結果全体的な支給金額が固定されているわけではないことがわかります。

バイナリーとマトリックスはポジションで金額が固定

それに対して、バイナリーとマトリックスは金額自体に限界値(支給最大額)を決めてしまっているので、その先伸びないのです。
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複数ポジション登録で収入の額を無限大にするしかない

では、どうやってそれ以上の結果に対しての報酬が発生できるようにするかというと、「ポジションの登録数を増やす」ことで可能にするということです。

例えば、1ポジションあたり月100万円までという設定がされているバイナリーの場合、月100万円を超えた後は1ポジだけだとそれ以上はがんばる意味がありません。

しかし、2つ目も3つ目もポジションを確保すれば、それだけで2ポジ登録なら最大200万円、3ポジ登録なら最大300万円と、取得できる報酬額が増えていくことになります。

これで、がんばった分だけ報酬が発生するというわけです。

ただ、このリエントリー。

これを採用した初期のりエントリーは相当な問題が起き、様々な形に変化して、現在は割り込み型というタイプで落ち着いていますが、その過程はまた別の機会に書きたいと思います。
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