ネットワークビジネス(MLM)におけるリエントリーの歴史

リエントリーというのは制限幅ツリーにおいて、2つ以上のポジションを1人の人が取得することができるルールのことを指します。

制限幅ツリーということで、バイナリーやマトリックスでよく使われます。

リエントリーも試行錯誤により進化している

一番最初にリエントリーが報酬システムに取り入られてから現在までの間に驚くほど、その内容が進化をしています。

ただ、進化と言っても稼ぎやすくなっているわけではなく、「(心理的に)買い込みをしにくい」「効率があがっている」という程度です。

それでも、システム由来の買い込みなどの問題が、システムによって進化しているのは意味があります。

ここではリエントリーの種類をご紹介します。

初期のリエントリー

これは登録時期に関係なく「誰もが複数ポジション登録が可能」で、特徴的なのはポジションごとに最低受給条件を課している点です。

3ポジ登録で全て受給資格を得るために3倍のリピート、7ポジ登録なら7倍のリピートが必要になります。

これを悪用して勧誘する輩的なディストリビューターが多発したのが、初心者・素人に対して「新規登録時に3ポジ、7ポジの複数登録を勧める」というものです。

本来であれば、1つのポジションで報酬がマックスになって、その後に2つ目のポジションを取得するのが、筋としての順序となります。

しかし、この”正しい”やり方でいくと2つ目のポジションを取得した時に、この2つ目の下に何もないまっさらな状態から開始することになります。

そこで「報酬限度額まで組織を構築した後に0からスタートするのはもったいない」という謳い文句で、新規登録時に「あとあと効率がいいから最初に3ポジ登録したほうがいい」と勧めるのです。

僕が過去に聞いた中で300ポジションを取得した人が最大でしたが、このような人は月1万円程度のリピートを毎月300万円分も購入しないといけないことになります。

そりゃ大量在庫になりますね(笑)

「ポジション数制限」のリエントリー

初心者・未経験者・素人の人へのこのような不必要な複数ポジション登録が問題になったことで、新たに登場したのは、単純に「一人○ポジションまで」という制限を設けるというものです。

ただ、この場合でも3ポジ登録マックスの制限付きで3箇所全てで報酬を受取るにはリピートが3倍しないといけないという問題に繋がります。

結局は「”大量”在庫」の可能性を減らしただけで、3ポジに制限していても結局1万円のリピートを3万円分行うことになるので、大量ではなくても不必要なリピートをすることにはかわりありません。

「ポジション数制限+リピートのみ1ポジ分」リエントリー

そこで登場したのが、初回購入だけポジション分購入する必要がありますが、リピートは1ポジ分というものが登場します。

これだと初回だけはポジション分、もしくは専用のパッケージを購入して、後は3ポジマックスだとしても、1ポジ分のリピートでいいので、負担は少ないだろうという計算です。

ですが!!!

初回購入でポジション分を買うことになるので、ここについて「大量在庫」と言われても、携わっている人からすれば進化なのかもしれませんが、携わっていない外側の一般人からすれば、やはり問題と見られたらそれまでです。

また、そもそも初回購入でリエントリーが前提となる商品パッケージを用意している会社もあるので、その時点で主宰企業側のあくどい設計意図が見えてしまうのも問題です。

上位タイトル限定でアップラインとの間に割り込みリエントリー(最新型)

結局最終的に落ち着いたのは、今や情報処理技術は進んでいるので、高いリエントリー条件を満たした場合に、自分のポジションと一つ上のアップラインの間に割り込む形でリエントリー用のポジションが新たに増える形のものが外資系を中心に採用されました。

これをすることで、まず上位タイトル保持者に限定されるため、素人に推し進められる可能性がそもそもなくなります。

更に、リエントリーが割り込む形で新たに自分の最初のポジションの上にできますので、それだけで片側の組織が成熟していることになります。

つまり、0からスタートではなく、条件を達成できるほど片方のグループが拡大した状態で、初められるので負担が半分で済むということです。