ネットワークビジネスでは赤字の間は定期購入なんかするな

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本記事で得られる知識

当記事では、アクティブ状態を保つために必要だといわれて、ビジネス開始当初でメンバーがいないか少ないにも関わらず、アップラインの言われるがままに購入しがちが定期購入(リピート、オートシップ)について解説します。

この記事はこんな方向けです。

当記事は、ネットワークビジネスに関して無知な方、初心者向けの記事になります。

更に、ネットワークビジネス、MLM、マルチ商法、マルチまがい商法、ねずみ講、連鎖販売取引といった名前を聞いたり、勧誘を受けたり、友人・知人の方が誘いを受けてる・してる方向けです。

アクティブ状態とは報酬を受取るための受給資格のこと

アクティブ状態というのは、ビジネスを開始したときから必ず頭に入れて活動をしなければいけないほど重要な基本の部分です。

アクティブ状態の最低条件は一定量の購入

報酬を受ける最低条件を満たすための条件として、最も基本となるのは一定期間に最低一定量の商品を自己消費(もしくはサンプル品としての提供など)のために自己購入する必要があります。

この自己購入は、ダウンラインのメンバーの購入は除き、純粋に自分自身が購入する部分を指します。

これは、各ネットワークビジネス主宰企業のシステムによって異なりますが、一定期間というのは2種類あります。

1つは支払い単位が月収であることを前提とした1ヶ月を1期間とする場合、もしくは支払いを週給とした4週間(28日)を1期間とする場合です。

この期間の間に一定量の商品を自己購入することで、報酬の受給資格をその期間だけ維持できることになります。

基本は、一定量購入する翌1定期間がアクティブ状態の対象期間となります。

制限幅ツリーの場合は制限数分の直接紹介者が最低必要

2系列の制限幅ツリーを使用するバイナリーの場合は、配置できる場所が数で限定されますので、場合によっては自分自身のダウンラインにアップラインからの紹介者が配置される可能性があります(スピルオーバー)。

この場合、自分自身からの直接の紹介者が配置されずに、アップラインの活動の結果としてメンバーが配置されていきます。

戦略上は基本的に直接紹介者なしにサイクルが発生するほどのメンバーがふってくることはまずありえませんが、タダ乗りを抑制するために、最低直接スポンサーする人数が設定されている場合が多いです。

一番多い条件は直下に左と右(2系列)のグループがあるとして、それぞれに最低1名ずつの計2人の直接リクルートしたメンバーを配置しないと、報酬が発生しない状況です。

速く登録したものが儲かるというのは間違い

制限幅ツリーであっても、いくら制限幅ツリーでアップラインからの紹介者がふってくる可能性があるシステムであるとしても、早い者勝ちが成り立たないといえます。

無制限幅ツリーの場合は直接紹介者がLV1に配置されますので、自分自身からの紹介者が繋がらないと、自身のダウンラインにはメンバーが構築されないことを指しますので、やはり早い者勝ちにならないように工夫されています。

アクティブを維持しなければいけない理由

報酬の受給資格

アクティブを維持する根本的な理由は報酬の受給資格にあります。そしてこれがアップラインの報酬として計算される特性があります。

ダウンラインの定期的な自己購入により、各メンバーはアクティブ状態を保ち、その自己購入のポイントが自分自身のポイントとして蓄積して報酬が発生します。

同様に、自分自身も報酬を受取る権利を維持するために自己購入した場合の売上が、アップラインに配分される構造になります。

バイナリーの場合はサイクルポイントの繰越

主にバイナリーに限定されますが、2系列の制限幅ツリーを採用するバイナリーの報酬システムの場合、1サイクル(左のグループのポイントと右のグループのポイントの比率で発生するボーナス)の支払い後に、ポイントが余る状態が発生します。

この余るポイントを翌期間に繰り越すためにアクティブ状態が必要となります。

サイクルボーナスというのは1サイクル目を達成するまでが大変で、その間の繰越のためにリピートによる自己購入しなければいけないという特質があります。

タイトル維持

各企業の報酬システムによっては、アクティブ状態を維持することで、タイトルを維持するというルールを設けている場合もあります。

この場合は降格しないために自己購入をしなければいけませんので、やはり登録して1つランクが挙がってからが維持のために購入し続ける必要がでてくることになります。
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アクティブ状態に対して持つべき姿勢は損益で判断

縛りがきつい条件かどうかを登録する前に必ず理解すること

上記のように受給資格を維持を維持するだけであれば、別に買わなくてもいいという判断も容易にできます。

しかし、一度ポイントが発生して繰り越すようになったり、ランクが1つあがったりすると、自己購入については意識的に「自己購入してアクティブ状態にならないとポイントを失う」「自己購入してアクティブ状態にならないと降格する」恐怖により意地でもアクティブ状態を保ちやすい精神状態になります。

このことから、ビジネスを始める際には、必ず(バイナリーを採用している場合は)ポイント繰越の最低条件や、各ランクにあがった際の各ランクごとの資格維持条件を把握し、理解し、計算できる状態にしておく必要があります。

この計算の理解と分析を怠って合わないネットワークビジネスを始めると、負のスパイラル的に大量在庫を抱えたり、借金をしてでも無理に買い込んだりして、報酬は多くなっても支払う金額も増えて、残り利益がそれほど高くないという状況に陥りやすくなります。一度その域に入るとなかなか抜け出すのは大変です。

ネットワークビジネスは1人2人とダウンラインにメンバーが配置されてからが、精神的に書い続けなければという心理状態になりやすいので、必ずビジネス始める前に把握しましょう。

商品力よりビジネス優先の場合、もらう金額より支払い金額が多い(=赤字)なら非アクティブでもいい

商品が気に入ってるなら迷わず購入してください。商品が好きなのにビジネス上赤字だからリピートしないというのは、ネットワークビジネスの本来の本質に合いません。

非アクティブでもいいという判断は、(本来は疑問が湧きますけど)商品はあまり気にせずビジネスに魅力を感じている場合です。

活動したての頃というのは一定期間に購入するリピート費用のほうが、受け取る報酬よりも多い状態がしばらく続くことになります。

基本的にアクティブ状態が切れている状態でも新しいメンバーをリクルートして登録(ダウンラインに配置)することは可能です(各企業の報酬システムによりますが、非アクティブ状態だとスポンサー活動できないなんて聞いたことはありません)。

ですので、最初の段階では利益が出るまでは、月の購入はしなくてもいいのです。

もちろんあなたの自己購入というのは、アップラインにとっての報酬の原資ですから、アップラインはリピートを勧めていくるでしょう。

しかし、ネットワークビジネスはビジネスであって「利益を出すこと」が目的ですので、赤字になるぐらいだったら、赤字から黒字になるまでは定期購入をする必要はありません。

アップラインとの関係を気にしているならば「関係を悪化して自分の赤字が縮小する = 自分の利益が拡大する(赤字が縮小する)」のと「関係がよくてあなた自身の赤字が拡大 = あなたの私費を投じてアップラインの利益が拡大する」のとどちらがいいのかを考えてみてください。

これは二者択一です。両方選択できるのはあくまであなた自身の最低自己購入費より受け取るボーナスが多い場合だけです。

冷静な判断というのは、自分自身の収支のバランスを見て判断することですから、それを無理やり赤字でも自己購入を勧めてくるアップラインは道徳的に問題です(=悪徳)。

但し、商品の質がいいことが大前提ですから、商品を人に使ってもらう意味で購入するなど、費用をあくまで先行投資として一定量購入することは必須ですので、そこは意識と財布の状況を鑑みて判断してください。

ダウンラインに対しても、収支の観点から助言をする

黒字になるまでリピートはしなくてもいいというのは、あなた自身のダウンラインに対してもあるべき姿勢です。

もちろん商品が気に入っている方がダウンラインにいるなら、その購入の意欲を止める必要はありません。前述したように商品よりビジネスに魅力を感じて登録したダウンラインのメンバーに対しての話になります。

もちろんその間は最初は赤字のメンバーが多いのでリピートをしませんから、ダウンラインに非アクティブ状態のメンバーが増えてきても、あなた自身にもダウンラインからの報酬は発生しません。

しかし、無理に買わせることでダウンラインが儲からなければ、あなた自身がビジネスとしてリクルートしたことについては本末転倒になります。

「一緒に儲けたいから、一緒に金銭的な余裕を持てるために、ビジネスをする」ことが目的なのに、赤字を勧めるなんておかしな話です。

誘った以上は、誘われた人がきちんと利益になるようにリーダーシップを発揮する必要がありますので、費用が上回る状況を作るのは好ましくありません。

あなた自身もできるだけ赤字にならないように活動をしながら、同時にあなたから続くダウンラインの各メンバーにもその思考を伝達する必要があります。