
Contents
本記事で得られる知識
モデーアのビジネスプランにある「カスタマーリテンションボーナス」を体型的に理解することができます。
記事の前提
モデーア報酬システムを理解するためには、前提となる基礎知識が必要です。詳しくは報酬システムの基礎は把握してく必要があります(トップページ参照)。こちらを先に理解することで、よりイメージがしやすくなります。
全体像は、モデーア報酬システムの概要編を御覧ください。
その上で、
- モデーアの現役会員の方にとっては自分で説明できるようになるため
- 会員ではない一般消費者の方にとっては予備知識のため
- 勧誘されている方にとっては判断してもらうため
の材料として捉えて頂ければと思います。
2019年12月時点での概要書面に基づいて解説をしています。ご存知のとおりネットワークビジネス主宰企業は報酬システムの知識が定着しそうな時期にちょこちょこ名称や内容を変更してきます。
もし報酬システムの更新があった場合は、概要書面をご提供ください。詳しくはこちら。
記事の信頼性
筆者は主宰企業を設立しようとネットワークビジネスを経験していた元経験者です。詳しくはこちら「運営者の紹介」
ビジネスプラン全体から見たカスタマーリテンションボーナスの位置づけ
モデーアでは、オーガニゼーションツリー上の実績で計算されるボーナスのグループ(「ビルダーボーナス」と総じて呼んでいる)、カスタマーポッド内の実績で計算されるボーナスのグループ(「プロモーターボーナス」と総じて呼んでいる)、そしてユニレベル原理で構成されるグループ(「ユニレベルボーナス」と総じて呼んでいる)の3種類に大別されています。
カスタマーリテンションボーナスは、「カスタマーポッド」内の実績に対して計算されるため、プロモーターボーナスの1つとして位置づけられています。
カスタマーリテンションボーナスは、ソーシャルマーケター会員が受給対象であり、カスタマーポッド内で条件を満たすと発生します。
ボーナス体型を理解するために必要な要素
このボーナスを理解するために、先につかんでおかないといけない要素について解説します。他の記事の説明と合わせて多面的に理解頂けるように、あえて他の記事と重複する箇所も含みます。
計算の際、概要で解説した平均ポイントレートである1P = 178円で円換算した数字で示します。
カスタマーポッド
ソーシャルマーケター会員を頂点に、「カスタマー」が新規の「カスタマー」を勧誘することで構成されるツリー。
ソーシャルマーケター1人に対して、1つのカスタマーポッドが存在する。
マーケターポイント(MP)
商品に付与されているポイントのうち、ソーシャルマーケター会員である場合の自己購入した分のこと。
カスタマーポイント(CP)
商品に付与されているポイントのうち、自身のカスタマーポッド内にいる会員が商品を購入した場合のポイントのみを指す。
アクティブカスタマー
月に1CP以上の商品を購入したカスタマーのこと。
カスタマーリテンションボーナスの内容
自身のカスタマーポッド内の「カスタマー」が購入した注文に対して発生するボーナスです。
カスタマーアクイジションボーナスの対象になる登録後30日以内の初回購入を除いた、自身のカスタマーポッド内のカスタマーの注文CPの月合計で、固定金額のボーナスが発生するボーナスです。
似たような設計のカスタマーリオーダーボーナスは、自身のカスタマーポッド内のカスタマーの注文CPに対してボーナス率を乗じて計算するので、1人でも1CP以上の注文があれば「報酬がボーナス率に応じて発生」します。
それに対して、カスタマーリテンションボーナスは、自身のカスタマーポッド内のカスタマーの注文CPの合計によって、「固定の報酬額が発生」します。
MLM WATCH的にいうと、カスタマーポッド内のカスタマーによる30日以内の初回注文以外が対象条件で計算する「現金支給型」のボーナスになります。
タイトルによる取得条件はありませんが、一定条件を満たすことで5,000円~125,000円が報酬として発生します。
アクイジションボーナスやリオーダーボーナスとは違って、カスタマーポッド内のまとまったCPが求められるため、カスタマーポッド内のツリーの育成がある程度できあがっている必要があります。
以下は、ボーナス率と取得条件です。
ボーナスの取得条件
こちらが公式に定められている条件になります。
取得条件は2つあります。
まず最低150MP/月以上を注文している必要があります。
2つ目は、自身のカスタマーポッド内の一定の合計CPが必要です。
この表を、もう少し細かく表示すると以下のようになります。
円換算を含んだ取得合計
計算対象のCPは、自身のカスタマーポッド内の売上です。
必要なマーケターポイント | (初回30日以内の初回購入以外の) カスタマーポイントの合計 | ボーナス額 |
150MP/月 (=約26700円/月) | 500CP/月( = 89,000円分の注文/月) | \5,000円 |
150MP/月 (=約26700円/月) | 1000CP/月( = 178,000円分の注文/月) | \10,000円 |
150MP/月 (=約26700円/月) | 2000CP/月( = 356,000円分の注文/月) | \25,000円 |
150MP/月 (=約26700円/月) | 3000CP/月( = 534,000円分の注文/月) | \50,000円 |
150MP/月 (=約26700円/月) | 5000CP/月( = 890,000円分の注文/月) | \75,000円 |
150MP/月 (=約26700円/月) | 7000CP/月( = 1,246,000円分の注文/月) | \100,000円 |
150MP/月 (=約26700円/月) | 9000CP/月( = 1,602,000円分の注文/月) | \125,000円 |
カスタマーリテンションボーナスの特徴
計算対象が似ているカスタマーリオーダーボーナスと比べると、カスタマーポッド内での実績が必要です。
カスタマーリオーダーボーナスの場合は、カスタマーポッド内のたった一人のカスタマーが1CP以上の商品を買えば、計算上はタイトルがなくても5%のボーナスが発生します。
それに対して、カスタマーリテンションボーナスは最低でも150MP/月(=26700円)の自己購入が必要で、このボーナスだけで損益計算しようとすると、この26700円以上の金額である、50000円のボーナス枠(3000CP/月の売上)を達成しないと、結局自己購入分赤字になります。
(もちろん、他のボーナスもありますので、カスタマーリテンションボーナスだけで損益計算は現実的に無理がありますが)
カスタマーポッド内はビジネス目的ではなくて、商品購入目的のカスタマーしかいませんので、1人あたりどれだけの注文をしてくれるかも予測できませんし(自分のトーク次第)、どれぐらいの頻度で注文してくれるかも予測できません。
例えば、毎月1万円の報酬をこのボーナスだけで得ようとすると、
毎月1万円のボーナスを得ようと思うと、狙わないといけないのは報酬額50,000円のライン。
5000円(税込) / (1 + 10%) = 約4546円(税抜)
4546円(税抜) / 178円/P(ポイント換算率) = 25.5 CP
合計3000CP/月 / 25.5CP ≒ 118人
毎月1万円をカスタマーリテンションボーナスだけで得ようとすると、自身のカスタマーポッド内で118人が毎月5000円の商品を注文する必要があります。
118人が注文すると、3000CPを達成するので5万円が報酬として発生し、そこから自分の150MP/月(=26700円)を差し引いた23,300円が粗利的な報酬金額となります。
1つ下の枠である、25000円の枠を狙っても自己購入が26700円分あるので、結局ここ狙うと粗利的な報酬額はマイナスになってしまいますので、118人が最低必要です。
計算式は妥当なものですが、商品愛用目的のカスタマーの中でも必ず5000円以上の商品を毎月注文してくれる人を集めるのは、正直かなり非現実的ではないでしょうか?
便宜上このボーナスだけでの損益計算を出しました。モデーアで実際に活動する際は、他のボーナスとの合算にもなりますので、もう少し敷居は下がりますが、
それでもこのカスタマーリテンションボーナスは、全体的なボーナスの中では「ついでに発生した」という位置づけで、このボーナスを無理に狙いにいく必要はないといえます。